サーキットで事故?もしもの時にあわてない心構え
関東では数十年ぶりの大雪などが今年は降りましたが皆さん走っていますか!
今回はサーキットであまり考えたくないですが事故が発生したときの対処法を書いてみたいと思います。
なお、筆者は軽重あれ過去にサーキットで何回か事故を起こしています。バンパーはフロント、リアあわせて2回交換しました(笑
初めての事故は筑波コース1000でインフィールド手前の1コーナーを曲がったところでスピンした際に後ろからぶつけられました。(リアバンパー大破)
2回目は筑波コース2000でダンロップ先でスピンし、スポンジバリアに激突しました。(フロントバンパー割れる)
3回目は日光サーキットで側溝に落ちて下回りやらかしました(アンダーパネル、センターパイプ、デフまわりやられました)
他にもコースアウトしてホイール割ったり、マフラーが焼けてグラスウールブチ撒いたり、そのせいで触媒とセンターパイプのつなぎ目がひらいて排気漏れおこしたり、コースアウトして鉄管ブチ折ったり、というようなこまごましたのもいくつか。
あとは筑波コース2000で最終コーナーでスピンし、コンクリートウォールに激突即死寸前で自らスピンさせて回避したことも。
でもなんとか生きています(笑
そんな私の経験も踏まえてサーキットでの事故と対処と心構えについて今回は書きます。
■事故はあって当たり前と思って走りましょう
そもそも事故がなければ万々歳、飛び石、タイヤカスで細かい傷がつくのが当たり前、バンパーやアンダーパネルくらいは割っても自走できて帰れたらいいよね!
くらいの心構えを最初から持っておくと良いと思います。
事故をおこさないようにリスクを最低限に抑えるのはもちろんですが、とはいえもらい事故もありますので、事故する前提と思っておくくらいが気が楽です。
これくらいのスピンは序の口
■サーキットの事故は全て自己責任
サーキットの事故は全て自己責任です。ぶつかった、ぶつけたとなっても相手に責任は追及出来ません。それが大前提です。
おたがい「ご迷惑をおかけしました」ですますことが重要です。相手がどんな走りをしていてもです。
もちろん、悪質な行為による事故もあるかもしれません。その場合は直接本人に言うのではなく主催者に伝えましょう。
言ったところでどうにかなることの方が少ないのですが、迷惑行為に該当するのであればしっかりした主催者であれば次回以降、そのような参加者はお断りをしてくれる場合もあります。
とはいえ、全て自己責任です。
■保険はどうなの?
気になるのが事故時の保険ですが、まず通常の車両保険・損害保険は使用出来ないと思ってください。
そのうえで、サーキット毎に走行時に加入する保険があります。
走行会によっては走行料金に含まれる場合(1口500円など)もあるので、確認しましょう。
事故でけがを負う・負わせることに対する保障、事故によるサーキット施設の物損の保障などさまざまです。
内容はサーキット毎に違うので要確認ですね。
なお車両保険はほぼありません。
上記は物損ですが、けがによる健康保険、事故で死亡した場合にの生命保険の類はアマチュアであればほぼほぼ支払われるようです。スポーツで事故をしてけが・死亡するのと同じような扱いですね。
要はクルマは壊したら全部自腹で修理、サーキット施設を壊したら弁償、けが・死亡は加入している保険会社によるがほぼ支払われる、というかたちです。健康保険もだいたい使えます。
※いろんなワザを使うと車両も保険で直せたりするようですが、ここでは書きません。
■サーキットで事故をしたときは?
事故にあってしまった場合、事故の程度によって以下を考慮しましょう。
・外装のダメージのみで駆動系に問題は無い
→自走できるのであれば、走行はそこで中断。修理の応急処置をして帰りましょう。
そのまま継続してサーキットを走れなくもないですがどこにダメージがあるか外からは見えないのでおすすめはしません。
・足回り、下回り、駆動系にダメージ
→走行終了。JAFなり保険のロードサービスを呼んで近くのディーラーへ。足回りのダメージは帰路で思わぬ事故につながります。
アライメントが大きくずれているだけでも危険ですので走行は終了です。
・それ以上
→キャリア(車両運搬車)で修理工場もしくはディーラーへ。
ご愁傷様でした。
また、全開走行中の事故で急停止した場合は、外から見えなくても駆動系(ギア、クラッチなど)に熱や衝撃のダメージがあることがあります。少し走っていつもと様子が違うようであればそこで止めておいた方が賢明です。
とりあえず、なにかやらかした時点で走るのはやめておいた方が良いですね。
■けがをしたときは?
大きめのサーキットには救急車両があります。すぐに近くの病院に搬送されますので必ず検査を受けましょう。
救急車両のない小さなサーキットは救急車を大至急呼んでください。
と、今回はサーキットでのもしものときのまとめでした。
みなさん気をつけつつ、もし事故をおこしてもけががなければ万々歳!というくらいの気楽な気持ちで楽しく走りましょう。